障がい者雇用支援サービス「Green Link Lab.(グリーンリンクラボ)」 初となる拠点開設のお知らせ
全国で障がい福祉事業を展開する株式会社ミチルワグループは、
障がい者雇用支援サービス「Green Link Lab.(グリーンリンクラボ)」初となる拠点を
2025年5月16日、富山県富山市に開設しました。
拠点名:Green Link Lab.富山
所在地:〒930-0837 富山県富山市上赤江411−26
規模:障がい者約100名が就業可能



■Green Link Lab.(グリーンリンクラボとは)
Green Link Lab.は、事業ビジョン「100年先の未来につなぐ社会インフラサービス」を掲げ、障がい者雇用を推進したい全国の企業と就職を希望する地方在住の障がいを持つ人とを繋ぐ新たなサービスです。
当社が持つ障がい福祉事業で培った知見を活かし、雇用に関する様々な企業の課題解決のサポートをしながら、より本質的な障がい者雇用のあり方をご利用企業各社様とともに構築していきます。
ラボでは障がい福祉観点で障がいを持つ人が安心して働くことができる環境を整え、広葉樹の苗木生産の業務に従事することでご利用企業各社様に雇用されます。生産された苗木は森林保全団体や林業事業体を通じて植林され新たな森を形成していきます。
障がい者雇用を通じて、自然災害の抑止や気候変動対策など環境保全や一次産業の活性化にも寄与するため、企業のSDGs推進活動にもつなげることができます。
■背景
①企業が抱える課題
障がい福祉を専門とする当社には日々、多くの企業様から障がい者雇用に関するご相談をいただいており、その件数は増加傾向にあります。
企業様が抱える課題は主に以下5つの課題に集約されます。
- 人材の採用
- 業務創出
- 受入れ環境の整備
- 定着支援
- 能力開発
これらの課題は他の課題と相関関係にあり、影響し合うことから全体を俯瞰してそれぞれの課題解決策を検討する必要があるため、自社だけでそれを行うことはノウハウやリソースの問題で困難です。
②就職を希望する障がいを持つ人の課題
法定雇用率の増加とともに障がいを持つ人たちの就職のチャンスも増えています。しかし、厚生労働省によると障がい者の就職後1年後の離職率は40%を超えるという調査結果がでており、障がいを持つ人を送り出す側(福祉施設)と受け入れる側(企業)との間にギャップが存在することが考えられます。
また、より多くの雇用義務を持つ従業員数が多い企業が大都市圏に集中していることから、地域間で就職をするチャンスに大きな格差が生じています。
従来の公的な支援の枠組みを超え、「企業」「障がい者」双方に対して適切なサポートを提供する存在が必要なこと、また、大都市圏以外でも障がい者の雇用機会を創出することで地域間の雇用格差を是正する方法が求められています。
③多様性のある森づくりの推進
日本の国土面積の約70%を占める森林のうち約40%は戦後に人工的に針葉樹(スギやヒノキ)を植林した森(人工林)で構成されており、これらの多くは近年、全国各地で一斉に収穫期を迎えています。
国をあげて収穫した木材の需要創出が進む一方で、一次産業である林業は人手不足や資金不足等の課題を抱え、伐採後の再造林(木材収穫後の土地に新たに植林をすること)は35%にとどまっており、自然環境保護や地球温暖化対策、自然災害対策などの観点から再造林の推進が喫緊の課題となっています。
このような状況の中、再造林を推進するための新たなアプローチとして、生物多様性を重視し、その地域本来の多種多様な樹種で構成される森に戻していく「多様性のある森づくり」が広がりを見せています。その一方で、そこに植える苗木の生産者が不足しているという新たな課題も生んでいます。Green Link Lab.では、多様性のある森づくりに必要な多種多様な苗木の生産を、障がいを持つ人たちの多様な生き方を実現するための手段とすることで、障がい者雇用の課題、障がいを持つ人たちの社会進出の課題、森林保全の課題、すべての解決につなげていきます。
■本件に関するお問合せ
会社名:株式会社ミチルワグループ 新規事業推進部
所在地:東京都中央区東日本橋3丁目3−7 近江会館ビル3F
Tel:03- 3527-3837
Mail:info@greenlinklab.jp
URL: https://greenlinklab.jp/